子ども会運営 -その2-
下のながれは、基本的なものですから、あくまで参考にとどめて下さい。
それぞれの地域や会の状態にあわせて考えましょう。
基本的な運営のながれ
ながれ 会で行うこと 役員が行うこと
指導者・育成者の確保 指導者・育成者等の協力者をきちんと決め、それぞれの役割を決める
リーダーの確保 ジュニア、シニアリーダーを募集する。
指導方針とプランを立てる 会の指導方針を決め、年間の運営プランを立てる。
子どもの会長を決める 子どもの会長や会計など、会の主要な役をきめる。 子どもが納得して決めるように進める。
会則を決める 団体活動を行うには会の決まりが必要です地域にあわせた子どもの希望にあふれた会則をつくります
すでに会則がある場合でも、時代や環境の変化にともなって毎年見直します
例を見せるなどして、指導者も関わって決める。
年間の計画を立てる プログラムは年度始めに一年を通して考えておきます。 地域や会の事情による制限を説明し、子ども自信が積極的に考えられるように指導する
班分け 場合によりますが適当な1グループの人数は5−10人程度です。大きな集団の場合は班分けして班活動を行いましょう。また班長等も決めておきます。 班は、年齢や経験者、子どもの友人関係、年間のプログラムなどをよく考慮して指導者が優位に関わって決める1班に1人はジュニアリーダーを配置する。
定例の活動日を決める 毎月第○○曜日は子ども会活動の日など、定例の日を決めます。 現在の子どもは忙しい子が多く、無理や負担のない範囲で決めさせる。
リーダーだけの会議を持つ リーダーの研修や話し合いなどリーダーだけの会議の日を決めます。 リーダーは指導者です。適切に指導できるようにリーダーを指導し、リーダーと子どもの信頼関係が築けるようにアドバイスする。
プログラム作成の流れ
年間の総合計画を立てる
まず年間のテーマを決めます。「今年は冒険の年」だとか一年間かかってする自然体験など
年間の事業計画を立てる
おおまかに、キャンプをしたいとかクラフト教室など出来そうなものを書き出し、月別に割り当てる。
月別計画を立てる (2で割り当てた月のものをさらに週単位にわけて計画を立てる)
年齢別計画を立てる。
 (小学校高学年、小学校低学年、就学前の幼児程度に分けたプログラムも必要です。 年齢が低い子の場合は、大人の指  導の元、係りを割り当てたりします。)
行事と日常活動 (子どもの居場所作り)
日常の活動と行事を区別して取り組むことも出来ます。
 ある子ども会では毎日当番制で「草の根文庫(集会所の図書室)」などを解放していて、いつでもそこに子どもが集まれるようにしていました。
そこには室内ゲームがあり、子ども達は適当に集まって遊んでいる状態ですが、時には「読み聞かせ」や紙芝居を大人がしてあげるような活動をしていました。 こういう状態の中では、だんだんと子ども達自身が下の子に何かをしてあげたりするようになってくるようです。また、将棋大会やゲーム大会など誰からとなく発案してきます。そう言う発案を聞き流さずに、それを行事の予定に組み込むようにし向けて行くことで自発的な活動が主体になってきます。
 今、こうした日常に子どもが気軽にそして自由に集うことが出来る場所が必要です。来る者は歓迎し、去る者は追わない、しかしそこには来る子に関心と愛情を持った大人や仲間がいる場所、それが子どもの居場所となります。
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