子ども会の運営 −その1−
役員(指導者・育成者)になった方
 子ども会の役員(世話役)になられた方は、多少の差はあっても一度はその運営方法に頭を悩ませたことがあるのではないかと思います。多くの方は、その年1年限りで役を引き受け、去年の行事をリピートして無難に1年やり過ごそうとしていないでしょうか。また、また何年も世話役をされている方は、事業がマンネリ気味だと感じてはいませんか。
 ここでは、子ども会を運営する上での考え方や具体的な事例などを紹介しながら、子ども会の運営について考えていきたいと思います。 役員(世話役)になられて「さあどうしようか」と思っている初めて役員になられた方や、マンネリを脱皮しようと思われる方は、まず1年間何をしようかと考える前に、もう一度、「子ども会」っていったい何のためにあるのかを考え直してみましょう。
これが子ども会です
 子ども会とはごく簡単に言えば学校や家庭ではなかなか出来ない遊びを通して、地域で社会的に健全な子どもを育てていくためのコミュニティーです。子ども達は遊びを通して自主性、協調性、社会性、創造性などが養われます。特に指導援助しなくとも、子ども同士で遊びをみつけ、その中から上記のようなことを学んでいくと良いのですが、現在の子どもを取り巻く環境では、難しいものがあります。自由に遊んでいても、異年齢での交流はほとんどありません。
この異年齢での集まりこそが重要であり、子ども会はその機会を与える役割を持っている組織なのです。
子ども会は子どもの会です
 子ども会は「子どものため」の子ども会でなければなりません。
ですから、大人の押しつけた行事や、今までやってきたという理由だけで行事を強制せず、出来る限り規制の枠を取り外して、子どもの豊かな発想の中から出てきた遊びを応援してあげてほしいものです。
指導者の役割
 指導者は、子ども達がより豊かな発想を創造できる環境づくりや、そのためのアドバイスなどをして、子ども自身が子ども会を運営していけるぐらいの組織作りを心がけ、生き生きとした場になるよう見守ってあげてください。
 子ども一人ひとりをよく観察し、その子が持つ個性や人格を認めることからはじめて、それぞれの子に愛情を持って接する事が一番大事なことだと言えます。
ジュニアリーダー育成の勧め
 ジュニアリーダーは子ども会指導の強い見方です。 子ども達と年齢が近く子どもと大人のギャップを埋めてくれる存在になります。どうぞあなたの子ども会でもジュニアリーダーを育成してください。そうすればきっと活発で自主的な活動が出来ると思います。
 また、ジュニアリーダーと言えば様々なレクリエーションを覚えて独自の活動をする子ども指導者だと思われているかも知れませんが、その子ども会を卒業したばかりの中学生や高校生がたまに来て手助けをする子と言うように考えて、地域の大人と子どもの架け橋という位置づけで誰もが参加しやすい雰囲気を作ると良いでしょう。
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