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■ 子ども会 |
子ども会は、幼児から高校3年生年齢相当程度までを構成員とし、地域を基盤とした異年齢集団です。子ども会は、その活動を支える指導者と側面から援助する育成者が必要であり、この子ども会集団と指導者、育成者を含めた総称として用います。(対象年齢は地域によって異なりますが、子ども会は仲間と活動を共有し自分たちの手で運営していく自治集団を志向しているため上記を入会の推奨年齢としています) |
■ 子ども会とは |
子ども会とは、仲間と活動を共有することによって、より望ましい成長を意図したコミュニティー活動です。
地域を基盤とし、仲間集団のもつ形成力と、活動(経験)を通しての成長を統合し、よりたくましい子ども、子ども集団を実現しようとする活動です。 家庭や学校では与えることが困難な、しかし子どもの発達にとって不可欠な経験を与えることを目的としており、家庭や学校はもとより、地域の諸機関・諸集団と強い連携を保ちながら、活動していくことが大切です。 |
■ 子ども会のねらい |
子どもは、遊び仲間を求めており、遊びを通じて社会の一員として必要な知識、技能、および態度を学んでいます。このような遊びの特徴をとらえ、健全な仲間づくりをすすめ、心身の成長発達に大切な活動を促進助長するのが子ども会です。このような活動は、学校や家庭における教育と共に、欠くことの出来ない重要な教育的活動であることを再認識しましょう。
21世紀に生きる子どもを豊かな社会の担い手にふさわしい人間として育てるために、子ども会活動を広く進めましょう。 |
■ 各地域の子ども会は |
単位子ども会は、子ども会活動を進める上で必要な目的、事業、役割、財政など全ての機能を持っている独立した組織です。
単位子ども会は、一人ひとりの子どもが仲間と力を合わせて活動するもっとも身近な集団であり、その活動を通して得られる成功体験や失敗体験が、子どもたちの成長に大きな影響を及ぼすきわめて重要な集団です。
単位子ども会は、40〜50人程度が適切であり、その中に5〜10人前後の班を設けて小集団活動を進めることが最も大切です。
近年、少子化がすすみ、単位子ども会の規模が減少傾向にあります。少人数でも会が成り立たないわけではありませんが、兄弟姉妹程度の人数では、「家庭で与えることが困難な活動(経験)を行う自治集団」という目的を達成することが困難になってきますので、なるべく適切な人数に近づけることをおすすめします。 |